つらいいぼ痔、自分でできる治し方と再発防止策

治療のヒント

「排便時に出血する」「肛門が腫れて痛い」そんな症状に悩まされていませんか?もしかしたら、それはいぼ痔かもしれません。いぼ痔は、放置すると悪化し、手術が必要になるケースもあります。しかし、軽症であれば、自宅でできるケアで改善できる可能性があります。

いぼ痔の種類と症状

いぼ痔は、発生する場所によって「内痔核」と「外痔核」の2種類に分けられます。

  • 内痔核: 肛門の内側にできるいぼ痔。初期は無症状ですが、進行すると排便時の出血や脱肛(いぼ痔が肛門の外に出てくる)などの症状が現れます。
  • 外痔核: 肛門の外側にできるいぼ痔。痛みやかゆみ、腫れなどの症状が現れます。

いぼ痔の原因

いぼ痔の原因は、主に以下の3つが挙げられます。

  1. 便秘: 硬い便や排便時のいきみが、肛門に負担をかけ、いぼ痔を引き起こしやすくなります。
  2. 長時間の座り姿勢: デスクワークや長時間の運転など、同じ姿勢を長時間続けることで、肛門への血流が悪くなり、いぼ痔になりやすくなります。
  3. 妊娠・出産: 妊娠・出産により、腹圧が高まり、肛門への負担が増えるため、いぼ痔ができやすくなります。

自分でできるいぼ痔の治し方

軽症のいぼ痔であれば、以下の方法で改善できる可能性があります。

  • 生活習慣の改善:
    • 便秘解消:食物繊維や水分を多く摂り、適度な運動を心がけましょう。
    • 排便時のいきみ軽減:トイレで長時間いきまないようにしましょう。
    • 長時間の座り姿勢を避ける:こまめに立ち上がったり、姿勢を変えたりしましょう。
  • 市販薬の使用:
    • 塗り薬:炎症や痛みを抑える効果があります。
    • 坐薬:患部に直接作用し、出血や腫れを抑える効果があります。
    • 内服薬:血液循環を改善し、炎症を抑える効果があります。
  • 温水洗浄:
    • 排便後や入浴時に、ぬるま湯で肛門周辺を優しく洗いましょう。清潔にすることで、炎症を抑える効果があります。

再発防止策

いぼ痔を繰り返さないためには、以下の点に注意しましょう。

  • バランスの取れた食事: 食物繊維や水分を十分に摂り、便秘を予防しましょう。
  • 適度な運動: 適度な運動は、血行を促進し、便秘解消にも効果的です。
  • トイレ習慣: トイレで長時間いきまないようにしましょう。
  • ストレス解消: ストレスは、いぼ痔を悪化させる要因の一つです。適度にリラックスできる時間を取りましょう。

最後に

いぼ痔は、適切なケアをすることで改善できる可能性があります。しかし、症状が改善しない場合や悪化する場合には、早めに医療機関を受診しましょう。

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